古道の痕跡を示すヒント

2012.01.07

アップダウンや厳しい道路状況などのない平野部にも、古道の痕跡を示すヒントは実に多く隠されている。たとえば、車だったらすれ違いができなくて尻込みしたくような脇道があって、ちょっとそちらに自転車で入ってみたら、立派な神木がある神社があった。さらにその道を進んだら、お寺があったり、戦前に建てられたような木造建築に出会ったり、昔は庄屋だったんじゃないかと思うような立派な門構えの家の前を通りかかったりする。そのような道は、数百年続いてきた道である可能性が高い。

[参考サイト]
つくば・牛久周辺のホテル - じゃらんnet
http://www.jalan.net/hotel/100000/LRG_100800/

いわきワシントンホテル - じゃらんnet
http://www.jalan.net/yad348856/

ホテルビスタグランデ大阪 - じゃらんnet
http://www.jalan.net/yad395776/

だいたいにおいて、現在車が行き交うような道は、そうした古道からほんの数十mか100〜200m程度間を空けて、これと平行するように走っているようなケースが多い。その理由を想像すると、こんな経緯ではなかったのかと思う。つまり市街地に近いところでは、古道に沿ってすでに集落ができていて、近代化に際して道の物流能力というか、往来の量を増やすために、ただ単純に拡幅することはできなかった。そこにはもう家並みがあったから。ところが集落の背後は、多くが田畑であっただろうから、道を通すならそっちにしよう、ということになったのではなかろうか。やがて田畑にも家が建ち、むしろ新道のほうに新しい商店や企業が並び、いつのまにか古い道から人通りは去り、静かな佇まいだけが残った。そのような、郷土史の片隅にようやく載るような、「あの道の、ことの次第」は、なにも戦後ほんの20年前までは危ないくらい車が多かった旧道が、今は自転車で走りやすい道になった例がある。約100m横に平行して4車線の新道ができたからだ。してみると、その旧道のまた旧道はなんぞや、と道の層をさらに発掘したい衝動に駆られるのは、なにも私だけではあるまい。平野部で古い道を見つけるコツをもうひとつ。平野や盆地であっても、多少の地面の高低差はあるわけで、川を除きいちばん低地なのは、多くの場合、水田、もしくはかつて水田であったところ。水は低きに流れるから当然なのだけれど。古道はそうしたところから、少し高いところにあるケースが目立つ。田んぼは湿気があるし、洪水時にも水につかる。昔の建築技術で家を建てるにはあまりふさわしくないし、たびたび水の出る道も具合が悪いので、むしろちょっと高い、丘の周りのようなところに道が通い、そしてその周りに人が住んできたのだ。




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